過保護のカホコ（第７話）2017.8.23放送
今回は、過保護卒業宣言したカホコの行動が見どころです。
過保護卒業！？
過保護を卒業し、自立するために努力する根本加穂子（高畑充希）（以下カホコ）と、手助けしたくなる気持ちをこらえ敢えて突き放した態度をとる母・泉（黒木瞳）に父・正高（時任三郎）は根本家が少しずつ変わろうとしている空気を感じる。
ばぁばの病気
そんな中、カホコは祖母・並木初代（三田佳子）（以下ばぁば）が重い心臓の病気を隠していることを知ってしまう。
ばぁばはカホコにハグをしてもらい感極まる。
今まで通りの暮らしを続けたいので家族に黙っていてほしいと頼まれたカホコは麦野初（竹内涼真）（以下ハジメ）にだけ相談するものの、泉たちに話さないことが正しい事なのか確信が持てずに苦しむ。
カホコはばぁばに会わせるため、ハジメを連れていく。
ばぁばはハジメの事を気に入り、カホコには「気にしないで自分のことだけ考えて」と伝えるが、やっぱりばぁばのことが気になるカホコだった。
イトとカホコ
毎年恒例の家族イベントである富田糸（久保田紗友）（以下イト）の誕生日会の日が近づく。
ばぁばのために親戚一同を集めて楽しい会にしたいカホコだったが、チェロが弾けなくなって以来、心を閉ざしているイトが出席するはずがないと、イトの母・節（西尾まり）が今年の会は中止にしたいと言い出す。
なんとかしたいカホコは付き合いだしたばかりのハジメとのデートも犠牲にし、イトを待ち伏せて説得しようと試みる。
しかしイトからは「家族だと思っていない」とキツい言葉をかけられてしまう。
環の秘密
さらに、衛（佐藤二朗）と環（中島ひろ子）からも欠席の連絡がくる。
二人のもとに駆け付けたカホコは、実は環は若いころから嫌なことがあると万引きをしてしまう癖を持っていて、自己嫌悪から親戚に会いたくないのだと秘密を打ち明けられる。
笑うカホコ
次々に深刻な問題が露呈するカホコの親戚の話しを聞いたハジメは、「家族と一緒にいるのがそんなにいいことかな。家族は無理に一緒にいるよりも分かれている方が幸せなこともある」と話す。
ハジメは辛い気持ちを我慢して無理に笑うカホコを心配する。
ハジメは「辛い時は泣いた方がいい。俺の前では無理に笑わなくていい。」と伝える。
明日
そして、追い打ちをかけるように正高の実家では、家出をしていた正高の妹・根本教子（濱田マリ）が身元のわからない小さな男の子を連れて帰ってくる。
現実から目を逸らし、解決を明日に先送りにする根本正興（平泉成）についにカホコは「明日がこない人もいる！！もう聞きたくない、おじいちゃんの明日は！！」と声を荒げる。
ホームラン
なかなかうまくいかない事をばぁばに報告するカホコ。
もう一度イトのもとへ行き、誕生会に来てくれないかと頼む。
イトは「ホームランをとったら行ってもいいよ。」と告げる。
カホコは必至でホームランを打とうと頑張る。
ハジメは帰るイトをデートに誘う。
翌日、ハジメとイトは待ち合わせをし、どこかへ向かう。
集結
ばぁばは料理をいっぱい作って来るはずのない皆を待つ。
だが、泉に説得され環たちや節たちもばぁばのもとへやってくる。
ハジメとイトのデート先はばぁばの家で、そこでカホコが出迎える。
そしてホームランは打てずにヒットを打ったことで手に入れた商品を、まめができた手でイトに渡すカホコ。
ようやく全員揃い、ばぁばの手料理を皆で食べる。
ばぁばの告白
泉はハジメに質問攻めをするがハジメは母親の事を誤魔化す。
ばぁばとじいじ（並木福士）（西岡徳馬）はイトの為に貯めた留学資金の通帳を渡すも迷惑がられる。
さらに皆が日頃の不満を話し始め、ヒートアップし、カホコが爆発する。
カホコ「私こんなの初めて。今まではここに来たらやたらめったら楽しくてこんなに素晴らしい時間なんてないと思ってたのに。今はもう皆の顔見たくない。一分一秒もみたくない。こんなんじゃばぁばが、ばぁばが、ばぁばがかわいそう！！！！！」
すると、ばぁばは「みんなに大事な話があるから。カホコがあんなに一生懸命やってくれたのはみんなあたしのせいなの。全部私が悪いの。私、、、もうすぐ死にます。」と告白。
一同唖然。
別れ？
カホコは出ていき追いかけるハジメは「そんなに落ち込むな」と声をかける。
元気づけようと話しかけるハジメにカホコはまた無理に笑ってしまう。
カホコ「どうしたらいいの？」
ハジメ「今は自分ができることだけを専念した方がいい。」
カホコは「子供つくろうハジメくん！ばぁばが生きてるうちにひ孫作ったらばぁばきっとすっごく喜んでくれると思う！」
ハジメ「無理に決まってるだろ！！ばぁばの為に子供つくるってのは本末転倒だよ。あ、本末転倒って意味わかってるか？」
カホコ「わかってるよ、バカにしないでよそうやって。カホコが家族の為になんかしてあげようと思ったらすぐ文句言うし。」
ハジメ「それはお前の考えが甘いからだろ。バカみたいに家族は素晴らしいとか信じてるけど、世の中そんな甘くないんだよ。喧嘩ばっかしてる家族もいる、殺し合いする家族もいる。」
カホコ「うちの家族はそんなことしないもん。」
ハジメ「わかんないだろ、皆人間なんだから。さっきだってあんなにみっともない喧嘩してたじゃないか。所詮人間なんて弱い生き物なんだから。
カホコ「そうやっていつもわかったようなことばっか言ってカホコの家族のことバカにするのはやめてくれないかな。それになんでさっきなんであんな嘘ついたの、お母さんが死んじゃったなんて。」
ハジメ「いや、それは・・・。」
カホコ「言っとくけどカホコは何があっても家族と一緒にいるから、いたいから。結局ハジメくんは家族がいないからわからないんだよ、カホコの気持ちが。」
ハジメ「やっぱ無理だわ、俺。お前が行った通り、俺は所詮家族の事がわからないしわかろうとも思ってない。お前と違って俺は家族の愛なんてこれっぽっちも信じてないし。前にお前のママに言われた通り結局生きる世界が違うんだよ。俺とお前は。もうだから、付き合うのやめよう。」
カホコは「わかった。ほら泣いたよ。これで満足？」と言い、その場を去った。
次週へ続く・・・
さいごに
カホコとハジメくんのすれ違いが切なかったです。
二人とも好き同士なのに、なぜこんな喧嘩になってしまうのか。
やっぱり育った環境の違いは大きいのでしょうか。
カホコの気持ちもわかるし、ハジメくんの気持ちもわかります。
次週は歩み寄る気持ちを二人がもつのでしょうか。
