らいおんのTVぶろぐ

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ネタバレあり★ドラマ・バラエティのTVレビューを分かりやすく解説

コード・ブルー(第9話)2017.9.11放送

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今回の見どころは優輔の父親に対する気持ちを話す場面です。

いいチーム

1時間あると何が起きるか。ときに人生すら変わる…。
急患3人が初療室に運び込まれた。
一人は両角孝平(成田瑛基)、33歳の車椅子ラグビー選手。
ハーフタイムのウォーミングアップ中、車椅子ごと階段から落ちたらしい。
さらに熱傷の患者、高所転落の患者の3人が運び込まれるが、藍沢耕作(山下智久)始め救命の皆が力を合わせ迅速な対応を行った結果、3人とも命を落とすことなくICUへ移動させられた。
橘啓輔(椎名桔平)は数ヶ月前を思い返しながら白石恵(新垣結衣)が引っ張る救命がいいチームになってきたと語る。
医局では名取颯馬(有岡大貴)の父、将馬(山田明郷)が待っていた。
父の目的とは、父親の病院に戻るよう話をする。

 

それぞれの未来

緒方博嗣(丸山智己)は緋山美帆子(戸田恵梨香)を呼び出し、言わなきゃいけないことがある、と切り出すが、以前勤めていた部署から医局長として戻ってこないかという電話を受ける。
緒方は「またにする」と話ができなかった。
医局長の話を仲間にすると、白石はおめでとう、と一緒に喜んだ。
一方、脳外科部長の西条章(杉本哲太)は藍沢にトロント大への推薦をすることにしたと話す。
しかし藍沢はトロントへは行かず、救命に残ると皆の前で報告する。
藤川一男(浅利陽介)は冴島はるか(比嘉愛未)からフライトドクターを辞めてほしいと言われる。
灰谷俊平(成田凌)はドクターヘリでのミスをずっと気にしていた。
ヘリ担当から外してほしいと白石にお願いする。

 

移植ができる!?

三井環奈(りょう)は息子・優輔(歸山竜成)が最近「疲れた」という言葉を口にするようになったと夫、橘に報告。
3年間、優輔の心臓移植を待ち続けてきたがもう限界と悟った橘は海外での移植を提案、三井も同様の考えだった。
そんな時に井上宣顕(滝藤賢一)から、移植ネットワークから連絡が入ったと知らされる。
しかし優輔は移植を受けたくない、理由は言いたくない、と拒否する。
あと50分のタイムリミットの為、橘と三井はなんとか理由を聞こうとする。
すると優輔はゆっくりと話しだす。
「僕はお父さんが大好き。お父さんは変わった。僕の心臓が悪くなってからお父さんは僕と同じくらい子の死亡記事を探すようになった。お父さんは子供が死ぬのを待つようになった。僕が移植を受けなければ元のお父さんに戻れる。僕は移植を受けない。」と。

 

決まっていた死

車椅子ラグビー選手の両角が急変する。
14年前の事故が原因で脳出血を起こした模様。
もう14年前から今日死ぬことが決まってたという。
白石と藍沢、新海広紀(安藤政信)がオペに入るが、間に合わず助けることはできなかった。
選手仲間達に両角の死を告げる藍沢と白石。
自分達が選手として貢献してくれた両角を殺したんだ、と泣いて悲しんだ。

 

橘の決心

移植のタイムリミットまであと10分となっていた。
たまたま通りかかった緋山に事情を話すがなぜ移植を受けないのかと問われる橘は、移植を受けるのは優輔だから、と弱気。
緋山は過去に橘から「逃げるな」と言われたこと、優輔もいつかわかってくれる時がくるということを話し、橘は決心する。
優輔を乗せてすぐヘリで出発し、ヘリの中で橘は「嫌われたっていい、優輔が移植をしてくれるなら。嬉しかった好きだと言ってくれて。お父さんも優輔のことが大好きだ。」と伝えた。

 

別れ

名取は緋山に父親の病院に戻ることを告げる。
ちょっとしたミスでも名取の名前が出ることは父親にとって許されないこと、なのだという。
緋山は名取に、ちゃんと医者を続けていくよう告げる。
緋山は緒方と会い、異動先の病院から近いリハビリ病院への転院を進めるが、緒方は断る。
障害がある自分といたら夢を潰してしまう、緋山はいずれ自分といる時間が楽しくなくなる、もしそうなったら耐えられない、もう会うのはやめよう、と緒方は話す。

 

チームは大丈夫

天野奏(田鍋梨々花)のことを気にしてトロント大に行かないのは違うと思う、と藍沢に告げる白石。
自分の心配をしろ、と言い返す藍沢。
同情はやめて、藍沢がいなくても大丈夫、と白石。

 

瓦礫の下敷き

そして翔北救命救急センターに消防からドクターヘリ要請が入る。
千葉新都市地下鉄開通前の線路内にて崩落事故が発生、負傷者多数、子どもも含まれているという。
まずヘリで向かったのは藍沢、藤川、冴島。
開通を記念して一般の方300人が見学をしていたという。
そして次の便で白石、緋山、名取。
危ない現場は他の先生に任せればいいと藤川に言う冴島。
行かないわけにはいかない、振り切る藤川。
瓦礫の下敷きになっている負傷者が多数発見される。
藤川は2人の患者、緋山と名取は妊婦、藍沢は骨盤骨折の患者をそれぞれ診ている。
地下水か何かが天井からこぼれだしている、という連絡が藍沢から白石に入った瞬間、大きな揺れが。
藍沢は瓦礫の下に・・・。
皆がそれぞれに今後の人生を左右するような決断を迫られる1時間を描く。

次週へ続く・・・