過保護のカホコ(第10話)2017.9.13放送【最終話】
今回は、最終回。ついに結婚式が…
結婚の宣言
カホコ(高畑充希)は、家族を失って辛い時こそ結婚すべきだというハジメ(竹内涼真)の言葉に後押しされ、看病疲れで体調を崩しながらも結婚に反対する泉(黒木瞳)と正高(時任三郎)に、改めて結婚を認めてもらえるよう頑張ると宣言する。
福士がどこかへ…
初代(三田佳子)を亡くして落ち込む福士(西岡德馬)を心配したカホコは並木家を訪ねるが、家の中に人の気配は無く、福士は電話で初代に会って来る、探さないでくれと言い残す…。
心配したカホコは、警官の衛(佐藤二朗)の力を借り、環(中島ひろ子)と節(西尾まり)に聞いて福士が行きそうな場所を考えるが、思い当たるような場所は無く…。
さらに、離婚したばかりの衛と環は気まずい雰囲気に。
そんな時、騒ぎを聞きつけた泉が二人の思い出が詰まった場所は家しかないと断言。
ハジメの力も借りて祖父母の家の中を捜索したカホコは、庭の隅で泣きながら小さくなっている福士を見つける。
初代を幸せにできなかったと自分を責める福士に、カホコは初代から聞いた福士との思い出を話す。
何度も初代は別れようと思ったが、それより楽しいことがいっぱいあったと。
さらに、ギクシャクした衛と環に、カホコはハジメの力を借りて「過去を悔やんだり将来を不安に思うより、今の自分たちを信じて生きた方がいい」と説得。
元気を取り戻し、家族写真を撮ろうとする福士だったが、カホコはまだイト(久保田紗友)がいないと話す。
チェロを売って
チェロを売り払おうとするイトを待ち伏せしたカホコとハジメは、チェロを奪って逃走。
カホコは、自分がイトのチェロを買って、必要になったらイトにあげると話す。
カホコのお節介ぶりに呆れるイトだが、カホコはどんなに嫌われても自分とイトの家族の糸は切れないのだと言う。
ハジメからも自分の好きなものから離れてはダメだと励まされたイトは、カホコからチェロを受け取る。
根本家問題
今度こそ泉に結婚の許しを貰いに行こうと話すハジメだったが、ハジメを連れてカホコが向かったのは根本家。
子供達のための施設を作る準備に追われながらも、借金の問題を解決できていない教子(濱田マリ)に、カホコは自分の貯金を使って借金を返し、保育士の資格を取ったら一緒に働かせて欲しいと話し、皆を驚かせる。
さらに、カホコの結婚の話を聞いた正興(平泉成)と多枝(梅沢昌代)は結婚式をすべきだと張り切りだす。
ついに家族の問題を解決し、泉と正高の許しを得に向かったカホコとハジメ。
今後は保育士として働きながら、福士が住んでる家でハジメと住みたいというカホコ。
正高は泉がいいなら賛成、一生切れない親子の縁で繋がった母親として、自分以上にカホコを幸せにできる覚悟があるのかと迫る泉。
ハジメが返した答えは…怖くて逃げだしたいけどカホコと家族になりたい、いつか泉に認めてもらえるように歯を食いしばって頑張る、と。
勝手にすれば、と泉。
ハチャメチャ
そして、結婚式当日。
環と衛はウェディングドレスを準備し、節と厚司(夙川アトム)はウェディングケーキを準備してくれた。
泉の同意を得られないまま、カホコと初の結婚式は始まろうとしていた。
福士と正高もやってきて、写真と撮ろうとするが、福士がバランスをくずしケーキはひっくり返りドレスも破けてしまった。
正興と多枝と教子も到着したが料理をこぼしてしまい…。
正高は収拾がつかない現場に居ても立っても居られず泉に電話をする。
なぜこんなに焦って結婚式をしようとしたのか、それは正高と泉の結婚記念日だった。
泉をなんとか説得し、泉が駆けつけた!!
結婚式
泉は色んな物を持ってきて、皆にどんどん準備をするようお願いする。
驚くカホコは、結婚を許してくれたということなのか聞くが…。
ウェディングマーチが用意されてない中、それは大丈夫という泉。
そして正高と入場するとチェロを弾くイトの姿が。
お礼を言うカホコに、イトは泉に「感謝の気持ちがあるなら来い」と言われたと話す。
結婚式は進み、指輪交換の時、震えるハジメに指輪が落ちてしまいどんどん転がる指輪。
指輪を追いかけたのは泉だった。
しっかり掴むことができ、幸せにとカホコに告げる。
カホコはハグをしてほしい、それと絶対長生きして、とお願いをする。
抱きしめながら約束する2人。
そしてカホコは全員に「ありがとう」と伝え、「みんな、大好きだよ」と。
無事に結婚式が終わった。
結婚式後
家に戻った泉は「カホコがいなかったらやることもないし離婚しよっか」と正高に話す。
その後は想像に任せる、と。
1年後、福士の家で庭に水をやるカホコ。
ハジメも家に戻ってきて、イトの誕生日会の準備を一緒にする。
そして施設兼学習塾兼保育園「カホコハウス」は無事に開くことができた。
―終わり―