カンナさーん！（第１０話）2017.9.19放送【最終話】

今回は、これまでのトラブルが果たして解決するのか…

前回の続き

デザイナーのイスを懸けて、同僚の翔子（トリンドル玲奈）とデザインコンペで真剣勝負を繰り広げたカンナ（渡辺直美）。
しかし自分らしいデザインにこだわった結果、これまで勤めてきたブランド、ガーリー・セバスチャンを去ることになった。
その決断に悔いはないものの、デザイナーとしての再就職は難しく、何社にも断られ続けていた…。

麗音の初恋

そんな中、愛息子・麗音（川原瑛都）には初恋の試練が！
転入してきた女の子「ゆあちゃん」のことが気になるものの、なかなか声をかけられないでいるのだ。
そんな麗音の様子を温かい目で見守るカンナと保育士の青田（工藤阿須加）。

親に助けを

その一方で、大きな仕事を終えて「やっとカンナと麗音を迎えに行ける！」と喜んでいた元夫の礼（要潤）には大事件が起きていた…！
なんとクライアントが倒産し、礼が社長を務めるCG制作会社が5000万円の借金を抱えることになってしまったのだ。
礼は取引先への支払いのため、父・徹三(遠山俊也）と母・柳子（斉藤由貴）にお金を貸してほしいと泣きつく。
しかし、徹三は心を鬼にして、その申し出を断る。
また、柳子も礼にカンナや麗音と縁を切ることを提案する…。
そして礼はカンナの家に行き、「好きな人ができた」と嘘をつき別れを切り出す。
するとカンナも「礼の子供ができた」と嘘をつき返し、本当の事を話すよう礼に迫る。
観念した礼は、5000万円の借金のことを話し、親身になって考えてくれるカンナに感動し、つい「俺ともう一度結婚してください」と。
カンナは「はぁ？ないない、なぜ今のタイミングで？」と跳ね返す。

今

何社に断られ続けても、「ピンチの後にはチャンスがあるはず！」と信じて仕事探しに奔走するカンナ。
頑張りたくても、頑張る場所がない…。
そんなカンナの目に飛び込んできたのは、工事現場で生き生きと働く沙知（高橋メアリージュン）の姿だった。
いつならいいのか？いざと言うのはいつなのか、と考える、カンナ。
「今を逃しちゃいけない」と思ったカンナは建設現場で働くことを決める。

ニックの帰国

その頃、カンナの元を去ったニック難波（加藤雅也）が、あるサプライズのために日本へ帰国。
カンナの住むマンションを訪れていた。
そしてあまり帰ってこない礼に悲しむ麗音に対して、勇気の魔法をかける。

プロポーズ

片桐裕太（シソンヌ・じろう）が、カンナが建設現場で働いているところを見かける
美香に、片桐から送られた、カンナが建設現場に働いている写真を見せる。
礼は、工事現場に行こうとする。
麗音も、一緒に行くと。
礼は、みんなにも手伝って欲しいと頼む。
工事現場に行く、礼。
ビルに3Dプロジェクションをだす。
そして、礼「俺をカンナと麗音のそばにいさせてくれ。俺は、最低の人間だ。だから、俺の本気を受け取ってもらえるまで、何度でも言う。」
カンナ「ちょっと待って、その先は言わないで。私から言わせて。昨日、礼にプロポーズされて嬉しかったの。今だって、今こそ、礼と一緒にいたいって。私が、礼と麗音のために働く。デザイナーは諦めない。2年後には全部笑い話にしてやろうぜ！辛い時は、一緒に笑い合おう。私ともう一度結婚してください。」
礼「オフコース」
みていた青田は翔子と喜び、青田が翔子の手を握る
麗音が、これプレゼントと、ニックさんと作ったと、指輪を渡す。
礼が、カンナに、指輪をはめる。

その後…

保育園で麗音は、女の子に、一緒に遊ぼうと話しかける。
カンナ達は鈴木家に挨拶に行き、柳子は諦め、カンナと和解した。
結婚式でカンナ、麗音、礼は３人で誓い合う。
３ヶ月後、３人でアパート暮らし、借金は残っており、カンナもまだアルバイトをしてるが、デザイナーも諦めていない。
一番大事なことは、もう解決している。
それは、ハッピーかどうかってこと。

―終わり―