らいおんのTVぶろぐ

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コード・ブルー(第10話)2017.9.18放送【最終話】

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今回は最終回。

 

前回の続き

地下鉄開通前の線路内で崩落事故が発生したとドクターヘリ要請が入った。
藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、冴島はるか(比嘉愛未)、藤川一男(浅利陽介)、名取颯馬(有岡大貴)、横峯あかり(新木優子)、雪村双葉(馬場ふみか)たち救命チームが総動員体制で現場に向かう。
心の傷が癒えていない灰谷俊平(成田凌)は患者の受け入れのために橘啓輔(椎名桔平)と病院に残った。

藍沢たちが事故現場の蒔田中央駅コンコースに到着すると大人数でごった返している。
開通記念の見学イベントが開催されていたため、一般参加者が300人もいたらしい。
医療者たちの指揮を任された白石は、藍沢と藤川を地下2階の崩落現場へ向かわせる。
冴島は思わず「行かないで」と藤川に言ってしまう。
しかし、藤川は冴島を残して地下へと降りた。

藍沢、藤川から重症者の報告を聞いた白石は、2人にその場で治療を継続するよう伝える。
新海広樹(安藤政信)も現場に来た。
その頃、緋山と名取は藍沢たちとは別の地点で頭部外傷の妊婦を見ていたが助かりそうにない。
緋山は傍にいる妊婦の夫に、母体は助からないが子供の命は救えるかもしれないと話す。

 

再崩落!?

一方、治療を続けていた藍沢は肩口に地下水が滴り落ちていることに気づいた。
次の瞬間、頭上から大量の土壌が崩れ落ちて来る。
地下2階で再崩落が発生してしまった。
患者だけではなく消防などの救助隊、そして藍沢たち医療者は無事なのだろうか…。
激しく揺れる現場に、白石は全員に無事かどうか呼びかける。
藤川以外の安否確認はできた。

病院にいる灰谷のもとにも患者が運ばれてくる。
橘とともにその患者の対応にあたる。
様子がおかしい患者に気付いた灰谷は橘に報告する。
異変に気付いたことを褒められ、オペに一緒に入る。

 

妻と子ども

緋山がいる現場は崩落により、埋められて身動きがとれない状況に。
緋山は夫に出産の許可を得ようとするが、夫は妻もいないのに育てる自信がない、と出産を拒否する。
このまま子どもを殺すのか、なんとか説得しようとする緋山だがなかなか夫は決断できない。
一緒にいた名取は、自分のことを話すように「今まで自分の人生に向き合ってこなかった。失敗や責任から逃れてきた。もう奥さんはいない。あなたの人生をあなた自身が決めて。」と。
そして夫は出産を決意する。
なんとか生まれ、小さい穴の向こうに来ていたレスキューに託す。

 

藤川の行方

藤川は下半身全体に大きな岩がのっており、身動きがとれない。
目の前にいる男の子(かける)に自身のペンライトを渡し、このまま真っすぐ歩き駅まで行くように命ずる。
その男の子はしっかり駅まで歩き、横峯と冴島が男の子を発見する。
男の子は藤川からペンライトを貰い、藤川が埋まっていることを伝える。
急いで現場へ駆けつける横峯と冴島。
白石も現場へ行こうとするが、藍沢が指揮官はここにいて皆の命を守れ、と伝え、藍沢が藤川のもとに向かう。
藍沢が到着し、すぐ処置に取り掛かる。
藤川の意識がなくなるが藍沢がしっかり対応し、藤川を無事助ける事ができた。

 

レスキュー

横峯と雪村はレスキューの対応にあたり、運んでいた。
患者と話している時、患者が急変する。
だが、横峯はその場で開胸せず先に運ぶことを優先する。
その後開胸するが、患者は助からなかった。
病院で落ち込む横峯に、藍沢はあの患者はもうすでに助からないことが決まっていた。開胸するのが遅れたからではない、と話す。
雪村は横峯に「頑張ろ」と。

その後・・・

灰谷の活躍を白石は褒める。
フライトドクターになれるか悩む灰谷に白石は「なれる!」と言うが「自分の気持ちはわからない」と応える。
そんな灰谷に、白石は自分がフライトドクター1年目にした大きなミスことや、そんな時にまわりに皆がいてくれたおかげで逃げずにすんだ、という話をする。

新海は天野奏(田鍋梨々花)に、自分のことは恨んでいいから藍沢のことは許してくれないか、とお願いしていた。
藍沢の前でピアノを弾く奏は「絶対前よりもっと弾けるようになる」と宣言する。

名取は父親に湘北で救命を続けたい、とお願いするが、簡単に断られてしまう。
それを見ていた緋山は父親を引き留め、名取から学ぶ機会を奪わないであげてほしい、性格は不器用だが実際は器用で自身の指導なんか必要なくてじっと待っていてあげてほしい、と話す。
父親は「これからもよろしくお願いします。」と。

橘は三井環奈(りょう)とともにいる息子・優輔(歸山竜成)のもとへ。
優輔は橘の前で立って歩いた。
橘をびっくりさせたくて練習していた、という。
優輔は「移植を受けさせてくれてありがとう、お父さんを嫌いになったりしない。僕、生きる。将来お父さんみたいな医者になる。」と。
感動する橘と環奈。

藤川は白石に一般整形にうつることを話した。
冴島はもともと自分が望んだことではあるが、藤川の本当の気持ちで動いてほしい、そんな藤川についていきたい、と話す。
藤川は冴島を抱きしめる。

緒方博嗣(丸山智己)は緋山と会っていた。
緋山は緒方がいるからといって夢を失わないし、もっと頑張れる、体で支えられないなら心で支えて、と話す。
そんな緋山に緒方は「任せとけ!」と。

藍沢はトロント大へ行くことを決める。
白石は「自分なりの救命を作っていく」と藍沢に告げる。


―終わり―